「SSまとめブログ 人外x魔王」  人外、魔王・勇者、モンスター娘、男女などのSSまとめブログです。狐娘は登場しますが、艦娘は登場しません。


■メカ僧侶「ユウシャサマ カイフク ヲ スイショウシマス ピピッ」

asumo_1

1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/15(火) 09:47:04.19 ID:Wr53wqbn0

王城

王「では勇者よ。竜王討伐と姫の救出の任、頼んだぞ」

勇者「はっ……ですが一人では聊か心許無いかと」

王「そういうだろうと思い、頼もしい仲間を用意したぞ」

勇者「真ですか!?」

王「連れてまいれ!!」

側近「ははっ!!」

勇者(どんな人が……美人な僧侶ならいいが)

ガシャン……ガシャン……

勇者「……」

メカ僧侶「コンニチハ ワタシ メカソウリョ タイプ オンナ デス ピピッ」

勇者「人間じゃない……」



3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/15(火) 09:50:28.81 ID:Wr53wqbn0

王「どうだ。いいだろう?」

勇者「いや……」

メカ僧侶「……プシュー……」

勇者「蒸気が頭から出てますが」

王「しかし、治癒呪文も使えるし、補助呪文もお手の物だ」

勇者「そうなのですか?!」

王「メカ僧侶よ、実演してみろ」

メカ僧侶「リョウカイ シマシタ」

勇者「……」

メカ僧侶「カイフクビーム ハッシャ」

ビィィィ!!!

勇者「怪我をしてないので効果のほどがわかりません」


4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/15(火) 09:53:41.69 ID:Wr53wqbn0

王「まだまだこれからも機能は増やしていく予定だ。今は不満があるかもしれんが、まあ、がんばってくれ」

勇者「わ、わかりました」

メカ僧侶「ユウシャサマ ヨロシク オネガイ シマス」

ウィーン……

勇者「握手か……よ、よろしく」

メカ僧侶「ユウシャサマ ノ タイオンハ 36℃ ヘイネツデス」

勇者「……」

王「健康管理もばっちりだ。いいだろう?」

勇者「行ってまいります」

王「頼むぞ」

勇者「い、いこうか」

メカ僧侶「リョウカイ」




6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/15(火) 09:56:32.08 ID:Wr53wqbn0



ヒソヒソ……

勇者「……」

ガシャン、ガシャン

「なにあれ?」

「さぁ?」

勇者(視線が痛いな)

メカ僧侶「ユウシャサマ ホコウソクド ヲ ユルメテ クダサイ」

勇者「いや、走れないのか?」

メカ僧侶「ユウシャサマ マダ ラン キノウ ハ ジッソウ サレテイマセン」

勇者「そうか……」

勇者「早く姫様を助けないと……」




8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/15(火) 10:02:36.59 ID:Wr53wqbn0

フィールド

メカ僧侶「ココヨリ ナンセイ ヤク 15キロ サキ 二 マチ ガ アリマス ピピッ」

勇者「そうか……じゃあ、そこから目指そうか」

メカ僧侶「ユウシャサマ ホコウソクド ヲ アト 1キロ ヘラシテクダサイ」

勇者「でも……急がないと姫様の命が……」

メカ僧侶「ユウシャサマ レーダー 二 ハンノウ アリ! エマージェンシー エマージェンシー!!」

勇者「え?え?」

メカ僧侶「ユウシャサマ エネミー!エネミー!」

勇者「敵か?!」

魔物「グルルルッ」

勇者「よし。いくぞ!!」

メカ僧侶「エネミーデータ カイセキチュウ……ピピッ」

勇者「でぁぁぁ!!!」

魔物「ガァァァ!!!」




9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/15(火) 10:08:13.58 ID:Wr53wqbn0

勇者「―――よし」

メカ僧侶「ユウシャサマ エネミーデータ カイセキシュウリョウ デス エツランサレマスカ?」

勇者「え?」

メカ僧侶「ユウシャサマ エネミーデータ カイセキシュウリョウ デス エツランサレマスカ?」

勇者「えと……はい」

メカ僧侶「エツランモード……ピピッ」

勇者「……」

メカ僧侶「エネミーNO.2 ドラキー HP MP トモニ ヒクイ コウゲキリョク ボウギョリョク トモニ ヒクイ」

勇者「どうでもいい機能だな。それよりも戦える機能は無いのか?」

メカ僧侶「ユウシャサマ アタックモード ハ マダ ジッソウ サレテイマセン」

勇者「そうか……じゃあいこう」

メカ僧侶「リョウカイ」

勇者(使えないな……こいつ)




12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/15(火) 10:13:32.61 ID:Wr53wqbn0

勇者「でぁ!!!」

魔物「がぁぁ……」

勇者「……っつ!」

勇者「腕を負傷したか……」

メカ僧侶「ユウシャサマ カイフク ヲ スイショウシマス ピピッ」

勇者「ああ、頼む」

メカ僧侶「カイフクビーム」

ビィィィ!!

勇者「……おお。治った」

メカ僧侶「プシュー……」

勇者「お前がいれば薬草の類はいらないかもな」

メカ僧侶「ユウシャサマ エネルギー ザンリョウ ハ アト 64パーセント デス」

勇者「エネルギーが無くなるとどうなるんだ?」

メカ僧侶「キョウセイテイシ シマス ピピッ」

勇者「はぁ……万能でもないってことか」




14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/15(火) 10:18:06.69 ID:Wr53wqbn0



勇者「はぁ……つかれた」

メカ僧侶「ユウシャサマ エネルギーザンリョウ ハ アト 21パーセント デス」

勇者「エネルギーはどこで補充するんだ?」

メカ僧侶「エネルギーホジュウシステム ハ マダ ジッソウサレテイマセン ピピッ」

勇者「はぁ!?!」

メカ僧侶「ユウシャサマ エネルギーホジュウシステム ハ マダ ジッソウサレテイマセン ピピッ」

勇者「いや、聞き直したんじゃない!!」

メカ僧侶「……」

勇者「なんでエネルギーが補充できないんだ!?!」

メカ僧侶「フメイ」

勇者「……明日までに回復できなきゃ、王に叩き返すからな」

メカ僧侶「リョウカイ」




16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/15(火) 10:21:02.90 ID:Wr53wqbn0

夜 宿屋

勇者「……」

メカ僧侶「スリープモードオン」

ウゥゥゥゥン

勇者「……・」

メカ僧侶「」

勇者「そんなモードはあるのに……なんで補充はできないんだ……」

勇者「意味がわかんねえよ……」

勇者「もう寝よう……」


メカ僧侶「」

ウィィィィン……ガリガリ……ガリ……

メカ僧侶「」




17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/15(火) 10:24:12.23 ID:Wr53wqbn0

翌朝

勇者「ん……ふわぁぁ」

勇者「……」

メカ僧侶「―――オハヨウゴザイマス ユウシャサマ」

勇者「お、おお」

メカ僧侶「ユウシャサマ チョウショク デス」

チン!

勇者「え?!」

ガシャン!!

メカ僧侶「ユウシャサマ ドウゾ」

勇者「頭からトーストが……」

メカ僧侶「ユウシャサマ ハイゼンシステム ガ ユウベ ジドウコウシンキノウニヨリ ジッソウサレマシタ ピピッ」

勇者「……そうか」




18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/15(火) 10:28:18.03 ID:Wr53wqbn0

勇者「エネルギーは?」

メカ僧侶「ゲンザイ ノ ザンリョウ ハ 13パーセント デス」

勇者「減ってるじゃないか!!?」

メカ僧侶「ユウシャサマ ソノトオリ デス」

勇者「いや……もういいよ。お前はお荷物みたいだ」

メカ僧侶「ユウシャサマ」

勇者「もういい。ついてくるな」

メカ僧侶「ユウシャサマ」

勇者「ついてくるなって!!」

メカ僧侶「ユウシャサマ」

勇者「鬱陶しいんだよ!!」

メカ僧侶「ユウシャサマ」

勇者「うわぁぁぁ!!!!」




21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/15(火) 10:31:41.24 ID:Wr53wqbn0

勇者「追ってくるなぁぁ!!」

ガシャン ガシャン

メカ僧侶「ユウシャサマ」

「な、なんだ!?」

「なんですかね、あれは?」

勇者「はぁ……はぁ……!!」

メカ僧侶「ユウシャサマ エネルギー ガ フソク シキュウ ホジュウ ヲ」

勇者「え……」

メカ僧侶「ホジュウ     ヲ       ピ   ピ    」

勇者「……」

メカ僧侶「」

勇者「……おい?」

メカ僧侶「」

勇者「止まったのか……?」




24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/15(火) 10:35:21.72 ID:Wr53wqbn0

勇者「……」

メカ僧侶「」

勇者「どうしたら……」

メカ僧侶「」

ウィィィィィン……ガリガリ……ガリ……

勇者「なんだ?駆動音が……」

ウゥゥゥン……

勇者「静かになった……」

勇者「おい?」

メカ僧侶「」

勇者「はぁ……どうすりゃいいんだよ……これから……」

メカ僧侶「」

「今日は良い天気ねー」

「本当ねー。洗濯物が良く乾きそうね」

メカ僧侶「」




26:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/15(火) 10:40:32.94 ID:Wr53wqbn0

勇者「王に連絡をとって引き取ってもらうか……」

勇者「それまでこいつを邪魔にならないばしょに動かさないと」

メカ僧侶「」

勇者「ふぐぐ……な、なんだ……見かけによらず……おもた、い……!!」

勇者「ふぅ……ふぅ……くそ……おもたいなぁ!!」

「なにしてるのかしら?」

「見ない方がいいわよ」

勇者(なんで勇者の俺がこんな目に……)

勇者「このポンコツやろう!!!」

メカ僧侶「――――ユウシャサマ オハヨウゴザイマス」

勇者「うわぁ!?!」

メカ僧侶「ジドウコウシンキノウ 二 ヨリ エネルギーホジュウシステム ガ ジッソウ サレマシタ ピピッ」

勇者「そ、そうなのか?」

メカ僧侶「チキュウ 二 ヤサシイ タイヨウコウ ヲ シヨウシテオリマス」

勇者「……」




27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/15(火) 10:41:32.51 ID:nD38CylU0

効率悪そうだ…




31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/15(火) 10:45:53.92 ID:Wr53wqbn0

フィールド

勇者「まだ戦えないのか?」

メカ僧侶「ユウシャサマ マダ アタックモード ハ ジッソウ サレテイマセン」

勇者「いつ実装されるんだ?」

メカ僧侶「フメイ」

勇者「そうか」

メカ僧侶「ユウシャサマ ホコウソクド ヲ―――」

勇者「あ、はいはい。悪かったな」

メカ僧侶「ユウシャサマ アリガトウゴザイマス」

勇者「……」

メカ僧侶「ユウシャサマ レーダー 二 ハンノウ アリ! エマージェンシー エマージェンシー!!」

勇者「魔物か!?」

魔物「ゲキキキキキ!!!」

勇者「こい!!」

メカ僧侶「エネミーデータカイセキチュウ……ピピッ」




35:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/15(火) 10:50:05.83 ID:Wr53wqbn0

勇者「よし、倒したか」

メカ僧侶「ユウシャサマ エネミーデータカイセキシュウリョウ シマシタ エツラン シマスカ?」

勇者「いや、いい」

メカ僧侶「リョウカイ……エネミーデータホゾンチュウ……」

勇者「はぁ……」

メカ僧侶「ユウシャサマ エネルギーザンリョウ 24パーセント デス」

勇者「……」

メカ僧侶「……」

勇者「日差しが強い場所でも探すか」

メカ僧侶「リョウカイ」




37:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/15(火) 10:53:04.53 ID:YlN32QelO

どんだけエネルギー効率悪りんだよ




38:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/15(火) 10:53:50.20 ID:Wr53wqbn0

花畑

勇者「ここなら大丈夫そうだな。ここで休憩するか」

メカ僧侶「リョウカイ」

勇者「はぁ……まあ、休足だと思えばいいか」

メカ僧侶「レストモード 二 キリカワリマス エネルギーホジュウカンリョウ マデ シバラクオマチクダサイ」

勇者「……」

メカ僧侶「……」

勇者「はぁ」

勇者(雨の日とか洞窟とか……屋内とか……どうしたらいいんだよ)

メカ僧侶「……」




42:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/15(火) 10:58:05.40 ID:Wr53wqbn0

勇者「すぅ……すぅ……」

メカ僧侶「レーダー 二 ハンノウ アリ! エマージェンシー エマージェンシー!!」

勇者「な!?」

魔物「ガルルルルッ!!!」

勇者「た、たすかった!!」

メカ僧侶「エネミーデータ カイセキチュウ……ピピッ」

勇者「おらぁぁ!!!」

魔物「ガァァァ!!!」

勇者「ぐぅ?!強い!?」

魔物「ガァァァ!!!」

勇者「くっ!!なんだ……こいつは……!?」

メカ僧侶「ユウシャサマ エネミーデータ カイセキシュウリョウ シマシタ エツラン シマスカ?」

勇者「は!?」

メカ僧侶「ユウシャサマ エネミーデータ カイセキシュウリョウ シマシタ エツラン シマスカ?」

勇者「あ、そ、それどころじゃ……くっ!?」




45:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/15(火) 11:03:44.74 ID:Wr53wqbn0

勇者「でぁぁ!!」

魔物「ガルルッ!!」

メカ僧侶「ユウシャサマ エネミーデータ―――」

勇者「みる!!アイツの弱点とかあるか!?」

メカ僧侶「リョウカイ エネミーデータエツランモード……ピピッ」

魔物「ガァァァ!!!」

勇者「きたぁ!!?」

メカ僧侶「エネミーデータNO.28 トロル HP ヒジョウ ニ タカイ MP ヒクイ コウゲキリョク ボウギョリョク ヒジョウ ニ タカイ」

勇者「そんな情報はいい!!弱点だ!!!ぐぁ!?」

トロル「グォォォ!!!」

メカ僧侶「トロル ノ ジャクテン ケンサクチュウ……ケンサクチュウ……」

勇者「ぐほぉ!?!?」

トロル「ガァァァ!!!」

メカ僧侶「ユウシャサマ アリマセン」

勇者「―――ざけんなぁ!!」 




47:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/15(火) 11:07:29.57 ID:Wr53wqbn0

勇者「はぁ……はぁ……」

メカ僧侶「ユウシャサマ カイフク ヲ スイショウシマス ピピッ」

勇者「たのむ」

メカ僧侶「リョウカイ カイフクビーム」

勇者「よし」

トロル「ガァァ……」

勇者「おらぁぁ!!!」

メカ僧侶「ユウシャサマ ガンバレ ユウシャサマ マケルナ」

勇者「お前、応援できるのか!?」

メカ僧侶「ユウシャサマ オウエンキノウ ハ ショキジッソウ サレテイマス」

勇者「そうか……であぁぁ!!!」

トロル「オォォォ!!!」

メカ僧侶「ユウシャサマ ガンバレ ユウシャサマ マケルナ」




51:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/15(火) 11:11:48.80 ID:Wr53wqbn0

勇者「―――か、かった……はぁ、死ぬかと思った……」

メカ僧侶「エネミーデータホゾンチュウ……」

勇者「回復してくれ」

メカ僧侶「リョウカイ カイフクビーム」

勇者「意外と気持ちいいな、これ」

メカ僧侶「エネルギーザンリョウ アト 11パーセント デス」

勇者「……」

メカ僧侶「ホジュウ ヲ スイショウシマス ピピッ」

勇者「……ま、今回はお前がいなきゃ寝込みを襲われてたし、傷の回復も間に合わなかったしな」

メカ僧侶「ユウシャサマ エネルギー ノ ホジュウ ヲ スイショウシマス」

勇者「わかった。ちゃんと100%にしろよ?」

メカ僧侶「ユウシャサマ アリガトウゴザイマス」

勇者「……」

メカ僧侶「レストモード 二 キリカワリマス」




55:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/15(火) 11:17:31.20 ID:Wr53wqbn0

夜 街

勇者「――もうすっかり夜か。早く宿に行かないと」

メカ僧侶「ユウシャサマ ヒダリホウコウ ヤク 15メートル サキ ヤドヤ デス」

勇者「ああ、見えてる」

メカ僧侶「……」

勇者「エネルギーは?」

メカ僧侶「アト 45パーセント デス」

勇者「なら、明日は日が昇ったらすぐに充電しとけ」

メカ僧侶「リョウカイ」

勇者「……」

メカ僧侶「メイレイ……ホゾンチュウ……」

勇者(ま、回復できるし、敵の襲撃も教えてくれるし、便利といえば便利か)

勇者(あとは戦ってくれればいいんだけどな……まだ走れないし)




57:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/15(火) 11:21:47.98 ID:Wr53wqbn0

宿屋

勇者「じゃあ、おやすみ」

メカ僧侶「スリープモード 二 キリカワリマス オツカレサマデシタ」

ウゥゥゥゥン……

勇者「……」

メカ僧侶「」

勇者「なんか夜中に等身大の人形があると怖いな」

勇者「見ないようにしないと」

勇者「なんか……今日は疲れたな……」

勇者「すぅ……すぅ……」

ウィィィィィン……ガリガリ……ガリ……

メカ僧侶「」

ウゥゥゥン……




58:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/15(火) 11:24:36.93 ID:Wr53wqbn0

翌朝

勇者「ふわぁぁ……」

勇者「あれ?」

勇者「……ああ、そうか。充電しとけって命令したんだったな」

勇者「どこで充電してんのかな?」

勇者「外に行ってみるか」

――――

勇者「あ、いたいた」

メカ僧侶「……」

勇者「おはよう」

メカ僧侶「ユウシャサマ オハヨウゴザイマス」

勇者「充電は完了したか?」

メカ僧侶「ユウシャサマ アト ゴフン ホド オマチクダサイ」

勇者「わかった」




61:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/15(火) 11:30:18.00 ID:Wr53wqbn0

勇者「よし、出発するか」

メカ僧侶「リョウカイ」

勇者「さて、姫様の情報も集めていかないとな」

メカ僧侶「……」

勇者「なあ、次の街までどれくらいかかりそうだ?」

メカ僧侶「GPS デ イチ ヲ コウシンチュウ……コウシンチュウ……」

勇者「……」

メカ僧侶「ツギ ノ マチ マデ ヤク 120キロ チョクシン デス」

勇者「遠いな。準備はしっかりしていかないと」

メカ僧侶「ミギホウコウ ヤク 5メートル サキ ブキヤ デス」

勇者「ああ、見えてる」

メカ僧侶「……」

勇者「そうだ。なんか姫様に関する情報がないか調べておいてくれないか?」

メカ僧侶「リョウカイ」

勇者「頼んだぞー」 




69:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/15(火) 11:52:09.64 ID:Wr53wqbn0

武具屋

勇者「えっと……これとこれを」

店主「毎度!!」

―――

勇者「あいつはどこだ?」

ガシャン ガシャン

メカ僧侶「―――ユウシャサマ」

勇者「おかえり。どうだった?」

メカ僧侶「ジョウホウ ハ アリマセン」

勇者「なにもか?」

メカ僧侶「ハイ」

勇者「そうか……なら仕方ないな」

メカ僧侶「ミナサン ワタシ ヲ ミルト ニゲテイキマシタ ピピッ」

勇者「あ、そういうことか……」

メカ僧侶「タイジンヨウ ノ ハイセキモード ハ ジッソウサレテイマセン ピピッ」




70:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/15(火) 11:55:41.53 ID:Wr53wqbn0

フィールド

勇者「次の街までは1日じゃ着けそうにないな」

メカ僧侶「……」

勇者「……」

勇者(日常会話はできないのか?)

勇者「なあ」

メカ僧侶「ハイ」

勇者「好きな物とかあるのか?」

メカ僧侶「ソレハ……」

勇者「それは……?」

メカ僧侶「……ジドウコウシンチュウ……シバラクオマチクダサイ」

ウィィィィィン……ガリガリ……ガリ……

勇者「はぁ」

メカ僧侶「ユウシャサマ ジドウコウシンキノウ 二 ヨリ ランモード ガ ジッソウサレマシタ」

勇者「おぉ!!ついに走れるのか!?」




74:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/15(火) 12:01:16.27 ID:Wr53wqbn0

メカ僧侶「ユウシャサマ ランモード 二 キリカエマスカ?」

勇者「おお、頼む!!」

メカ僧侶「リョウカイ」

メカ僧侶「ランモード 二 キリカエマス」

ガシャン!!ガシャン!!!

勇者「!?」

メカ僧侶「ユウシャサマ ランモード 二 キリカワリマシタ」

勇者「な、なんだ?足がキャタピラ……に?」

メカ僧侶「ユウシャサマ イマ ノ ワタシ ハ メカソウリョ タイプ タンク デス」

勇者「そ、そうなのか」

メカ僧侶「コレデ ドンナ ミチデモ ヘッチャラ デス」

ガガガガガガ……!

勇者「速度は変わらないのかよ……」

メカ僧侶「ユウシャサマ ホコウソクド ヲ 1キロ ヘラシテ クダサイ」

勇者「はいはい」




78:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/15(火) 12:06:48.40 ID:Wr53wqbn0

魔物「ガルルルッ!!」

勇者「出てきたか!!」

メカ僧侶「エネミーデータカイセキチュウ……ピピッ」

勇者「おらぁぁぁ!!!」

魔物「ガァァァ!!!」

メカ僧侶「ユウシャサマ エネミーデータカイセキシュウリョウ デス エツラン シマスカ?」

勇者「頼む!!―――あぁぁぁ!!!」

魔物「ギャァァァオォォォ!!」

メカ僧侶「エネミーデータエツランモード……ピピッ」

メカ僧侶「エネミーデータNO.38 ゾンビ HP MP トモニ フツウ コウゲキリョク タカイ ボウギョリョク ヒジョウ ニ ヒクイ」

勇者「せい!!」

ゾンビ「グルルル!!」

メカ僧侶「トクチョウ ドク ヲ ハク」

ゾンビ「オロロッ!!」

勇者「あぶない!!―――ありがとう、助かった!!」




83:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/15(火) 12:11:16.45 ID:Wr53wqbn0

勇者「―――今回は助かった」

メカ僧侶「……」

勇者「聞いてるか?」

メカ僧侶「エネルギーザンリョウ アト 75パーセント デス」

勇者「まだ持ちそうだな」

メカ僧侶「……」

勇者「よし、行くか」

メカ僧侶「リョウカイ」

ガガガガガガ……!!!

勇者「次の街まで何日かかるんだ……」

メカ僧侶「ケイサンチュウ……」

勇者「いいから。無駄なエネルギーは使うな」

メカ僧侶「リョウカイ」




85:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/15(火) 12:17:06.46 ID:Wr53wqbn0



勇者「ここで野宿だな」

メカ僧侶「……」

勇者「……さてと寝袋を――」

メカ僧侶「ユウシャサマ ムネ ノ ボタン ヲ オシテクダサイ」

勇者「え?」

メカ僧侶「ユウシャサマ ムネ ノ ボタン ヲ オシテクダサイ」

勇者「こ、ここか?」

ポチ

メカ僧侶「ステルスモード ガ オン 二 ナリマシタ」

勇者「ステルスモード?」

メカ僧侶「ワタシ ハ ウゴケナクナリマスガ ワタシカラ ハンケイ5メートルイナイ 二 イテクダサレバ マモノ 二 ハッケン サレルコトガ アリマセン」

勇者「それエネルギー消費するのか?」

メカ僧侶「ユウシャサマ モチロン デス」

勇者「じゃあ、ダメだ。警戒モードだけをオンにしてお前も寝てろ」




89:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/15(火) 12:21:28.60 ID:Wr53wqbn0

翌朝

勇者「ふー……よし」

メカ僧侶「ユウシャサマ チョウショク ヲ ドウゾ」

ガシャン!!

勇者「ありがとう」

メカ僧侶「ユウシャサマ サクバン ジドウコウシンキノウ 二 ヨリ オレンジジュース モ テイキョウ デキル ヨウ ニ ナリマシタ」

勇者「どこからでるんだよ」

メカ僧侶「ユウシャサマ コップ ヲ」

勇者「……はい」

メカ僧侶「オレンジジュース ノ カジュウパーセント ハ ドウサレマスカ?」

勇者「100で」

メカ僧侶「リョウカイ」

ジョロロロロ……

メカ僧侶「ユウシャサマ ドウゾ」

勇者「なんか飲みにくいな」




100:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/15(火) 12:28:36.83 ID:Wr53wqbn0

勇者「充電は?」

メカ僧侶「ユウシャサマ バッチリ デス」

勇者「おし。行くか」

メカ僧侶「……ジドウコウシンチュウ……シバラクオマチクダサイ……」

勇者「……」

ウィィィィィン……ガリガリ……ガリ……

メカ僧侶「ジドウコウシン ガ シュウリョウ シマシタ」

勇者「今度はどんな機能が?」

メカ僧侶「エコロジーモード デス」

勇者「どんなモードだ?」

メカ僧侶「ショウヒエネルギー ヲ 20パーセント セツヤク デキマス」

勇者「おお、すごいな」

メカ僧侶「タダシ ツウジョウ ノ シュツリョク ガ 20パーセント ダウン シマス」

勇者「まあ、普段なにもしてないし。しばらくはエコロジーモードでいいんじゃないか?」

メカ僧侶「リョウカイ エコロジーモード 二 キリカワリマス」




106:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/15(火) 12:33:14.29 ID:Wr53wqbn0

勇者「……」

メカ僧侶「……」

ガガガガ……

勇者「おい」

メカ僧侶「ユウシャサマ ホコウソクド ヲ 2キロ オトシテクダサイ」

勇者「速度まで落ちるのかよ!?」

メカ僧侶「ハイ」

勇者「はぁ……使えねえ」

メカ僧侶「ワタシ ノ リョウメ ハ ライト ノ カワリ ニ ナリマス」

ピカー

勇者「それは洞窟で使おうな」

メカ僧侶「リョウカイ」

勇者「早く戦えるようになってくれよ……」

メカ僧侶「ユウシャサマ マダ アタックモード ハ ジッソウ―――」

勇者「知ってる」




112:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/15(火) 12:38:34.54 ID:Wr53wqbn0

街 付近

勇者「なんだ……あいつ?」

ゴーレム「――――」

勇者「街を守ってるのか?」

メカ僧侶「エネミーデータカイセキチュウ……」

メカ僧侶「エネミーデータ フテキゴウ アンノウン ト ハンテイ」

勇者「どういうことだよ……」

メカ僧侶「ガイトウスルデータ ナシ シンシュ ト オモワレマス」

勇者「未知数の相手か……」

メカ僧侶「ドウサレマスカ?」

勇者「うーん……」

メカ僧侶「……」

勇者「お前、囮になれるか?」

メカ僧侶「リョウカイ」




114:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/15(火) 12:45:40.08 ID:Wr53wqbn0

メカ僧侶「ワタシ ハ オトリ ワタシ ハ オトリ」

ガガガガガガ……

ゴーレム「エネミー ハッケン タダチ ニ ハイジョ ヲ カイシ スル」

メカ僧侶「ワタシ ハ オトリ ワタシ ハ オトリ」

ゴーレム「ゴーレムビーム……エネルギージュウテン カイシ」

ゴォォォォォ

ゴーレム「ジュウテン……20%……40……60……80……」

メカ僧侶「ワタシ ハ オトリ」

ガガガガ……

ゴーレム「ジュウテン カンリョウ」

勇者「―――でぁぁぁぁ!!!」

ゴーレム「ビーム ハッシャ」

ピュン!!―――ドドーン!!

勇者「しまっ!?――メカ僧侶!!!」

メカ僧侶「ガガガガ……ソンショウ ジンダイ キノウ   ガガガ  テ イシ……ピピ  ピッ   」




117:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/15(火) 12:50:05.29 ID:Wr53wqbn0

勇者「くそぉぉぉ!!!」

ザンッ!!!

ゴーレム「ギギギギ……キンキュウ テイシ ヲ   スイショウ   」

ゴォォォン

勇者「止まったか……」

勇者「メカ僧侶!!」

メカ僧侶「ピピ……ピ……」

勇者「おい!!おい!!」

メカ僧侶「」

勇者「そ、そんな……俺の所為で……」

勇者「ごめん……」

博士「あれれ?ゴーレムが倒されてる」

勇者「だれだ!?」

博士「君が倒したの?―――すごいね。どうぞ、歓迎するよ」

勇者「……」




120:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/15(火) 12:55:41.73 ID:Wr53wqbn0

研究所

勇者「ここは……?」

博士「この街は昔から魔物に対抗するための機械兵士を作ってる街でね。ゴーレムは近年での最高傑作だったんだけど」

勇者「すいません」

博士「いやいや。いいんだ。まだまだ改良点があるってわかったしね……うん。大丈夫だ。メモリも破損してないし、修理はできる」

勇者「本当ですか!?」

博士「にしてもこのメカ僧侶、かなりの高性能だね。君が作ったの?」

勇者「いえ、王から貰いました」

博士「へえ……あ、なるほど」

勇者「え?」

博士「そうか……これ、あの人の作品か。だから、自動更新機能とかもあるんだ」

勇者「あの、メカ僧侶を作った人を知ってるんですか?」

博士「うん。でも、あの人は今行方不明らしいね」

勇者「そうなんですか……」

博士「確か、ここから北の洞窟に捕えられてるって噂だけど……あそこにはドラゴンが住み着いてて誰も助けにはいけないんだ」




124:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/15(火) 13:01:40.03 ID:Wr53wqbn0

博士「―――よし。修理完了だ」

勇者「おい!大丈夫か?!」

メカ僧侶「」

ウィィィィィン……ガリガリ……ガリ……

メカ僧侶「―――ユウシャサマ オハヨウゴザイマス」

勇者「はぁ……よかった」

博士「まだ武装がなかったみたいだったから、一つだけ搭載しておいたよ」

勇者「本当ですか!?」

博士「でも、流石はあの人の作品だ。ブラックボックスが多いね。かなり厳重にシステムロックされてるよ」

勇者「じゃあ、もとから武装があると?」

博士「多分、あの人が定期的にシステムロックの解除キーをこの子に転送してるんじゃないかな?それが自動更新機能なんだろうけど」

勇者「でも、どうしてそんな定期的に?一気にやってくれれば」

博士「きっと作業が出来ない状況にあるんじゃないかな?捕えられるわけだし」

勇者「なるほど……わかりました。では、俺がその人を救出しにいきます!!」

博士「本当かい!?嬉しいけど……危険だよ?」




129:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/15(火) 13:06:31.61 ID:Wr53wqbn0

勇者「こいつを直してくれたせめてものお礼です」

メカ僧侶「……」

博士「そうか……あ、なら、これも装備させておくよ」

勇者「それは?翼みたいですが」

博士「ジェットウィング。ゴーレムの背中に付けて飛ばすつもりだったけど、ゴーレムは壊れちゃったし、あげるよ」

勇者「ええ!?そんな……」

博士「いいからいいか……きっと役に立つよ」

ガチャガチャ……ガッシーン!!

メカ僧侶「……」

博士「がんばってね」

勇者「何から何まで……ありがとうございます」

メカ僧侶「……」

博士「あの人を頼むよ。――きっと君の助けを待ってるはずだ」

勇者「え……?」




133:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/15(火) 13:12:07.91 ID:Wr53wqbn0

洞窟

姫「……よっしゃー!!武道家タイプ完成!!」

ドラゴン「ちょ……」

姫「ドラゴンさん、はやく実戦データ取りたいんだけど。戦ってくんない?」

ドラゴン「やめてくださいよ!!今さっき、戦士タイプマーク6と戦ったばかりですよ?!?」

姫「でも、結局負けちゃったしー」

ドラゴン「こっちは辛勝でしたけど!?」

姫「はやくぅ」

ドラゴン「あなたねえ!!人質だって自覚ありますぅ!?」

姫「なら煮るなり焼くなりすきにしたらいいじゃーん!!」

ドラゴン「やれるならすぐにでもやってますよ!!!」

姫「いけー!!メカ武道家バージョン7!!」

メカ武道家「目標確認 排除開始」

ドラゴン「きたぁぁぁ!!!!」

姫「今度のは自信作なんだよねー♪」




136:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/15(火) 13:16:57.11 ID:Wr53wqbn0

ドラゴン「ガァァァァ!!!!」

バキィ!!

メカ武道家「ガガガガ……!!」

姫「あー、負けちゃった」

ドラゴン「ハァハァ……」

姫「うーん……何がいけないんだろう?」

ドラゴン「もう……やめてくださいよ……」

姫「次はメカ賢者セカンドでも作るか」

ドラゴン(頭から食ってしまいたいな)

魔物「グルルル」

ドラゴン「どうした?」

魔物「ガウ……ガッ」

ドラゴン「侵入者だと?わかった、すぐにかかれ。殺しても構わん」

魔物「ガルル」

姫「―――お?レーダーに反応が……メカ僧侶がこっちに向かって来てる。勇者様が助けにきたの!?」




139:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/15(火) 13:22:48.74 ID:Wr53wqbn0

メカ僧侶「ユウシャサマ ガンバレ ユウシャサマ マケルナ」

勇者「邪魔だぁぁ!!!」

魔物「ギャァ……」

勇者「はぁはぁ……」

メカ僧侶「ユウシャサマ カッコイイ」

勇者「応援のバリエーションが増えたのか」

メカ僧侶「ユウシャサマ レーダー 二 ハンノウ アリ! エマージェンシー エマージェンシー!!」

勇者「次から次へと……!!」

ドラゴン「よく来たな……」

勇者「ドラゴン……!?」

メカ僧侶「エネミーデータカイセキチュウ……ピピッ」

勇者「その必要はない。ドラゴンといえば竜王の右腕だからな。誰もでも知ってる」

ドラゴン「あなたは?」

勇者「勇者だ」

ドラゴン「違う。その隣の……メカっぽい人です」




141:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/15(火) 13:27:14.35 ID:Wr53wqbn0

勇者「こいつはメカ僧侶だけど?」

ドラゴン「ひぃ!?!」

勇者「え?」

ドラゴン「……やはり、作りが似ていると思った」

勇者「なんのことだ?」

姫「あー!!勇者様ー!!きてくれたのねー!!」

勇者「姫!?――うわぁ!?そんな抱きついてこなくても」

姫「あーん、私、すっごく怖かったんだからぁ」

勇者「お怪我は?」

姫「大丈夫!」

ドラゴン「なに勝手に牢屋を抜け出してるんですかぁ!?」

姫「え?メカ盗賊にピッキング機能付けてたの、知らなかった?」

ドラゴン「……」

姫「ささ、勇者様♪かえりましょ!」

勇者「あ、えと、はい」




144:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/15(火) 13:31:19.00 ID:Wr53wqbn0

ドラゴン「まてやぁぁぁ!!!!」

勇者「?!?」

姫「うわ……うるさ」

メカ僧侶「……」

ドラゴン「散々、私のことを弄びやがって……!!」

勇者「姫、一体なにを?」

姫「えと、ドラゴンさんで実戦データの収集を」

勇者「実戦データ?」

姫「うん。メカ戦士とかメカ魔法使いとかの」

勇者「じゃあ、このメカ僧侶は姫が!?」

姫「うん。そだよ。ねー?」

メカ僧侶「ユウシャサマ ヒメサマ ハ ワタシ ノ ボス デス」

姫「その言い方はすきじゃないなー」

勇者「―――大変だったな、ドラゴン」

ドラゴン「全くです」




146:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/15(火) 13:37:07.58 ID:Wr53wqbn0

ドラゴン「竜王様の命令で丁重に扱ってきたが……もう我慢の限界だ!!」

姫「ぶー!そもそも竜王との約束は果たしたけど?」

勇者「え?!」

姫「え?」

勇者「ど、どんな約束を?」

姫「えと、機械の体が欲しいっていうから、作ってあげたの。自由に機械兵士を作ってもいいって言ってくれたから」

勇者「な……」

姫「まあ、あとは脅されてたっていうのもあるけどね」

ドラゴン「だからもう……アナタを食べても問題はない!!!竜王様も逃げられるくらいなら殺せと言ってくれるはずだぁ!!」

勇者「くっ……!!」

メカ僧侶「ユウシャサマ サガッテ クダサイ」

勇者「メカ僧侶?!」

ドラゴン「な、なんですか……!!」

メカ僧侶「アタックモード 二 キリカワリマシタ コウゲキ ヲ カイシ シマス」

ドラゴン「ひぃぃ!?!?」




150:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/15(火) 13:42:41.43 ID:Wr53wqbn0

姫「まだ実装解除してなかったと思うけど……実験で忙しくて」

勇者「あ、実は―――」

メカ僧侶「ショウジュン セット」

ドラゴン「なめるなぁぁぁ!!!!」

メカ僧侶「ロケットアームミサイル シャシュツ」

ゴォォォ!!!

ドラゴン「うわ―――」

ドォォォォン!!!!

勇者「ぐっ!」

姫「きゃぁ!!」

メカ僧侶「クールダウン カイシ」

姫「―――なーる。あの街で改造を。それで背中に立派な翼があるわけね」

勇者「ええ」

ドラゴン「――あたた……なんだ……こいつ……恐ろしいほどの……力だ……」

勇者「まだ生きてるのか……タフだな」




153:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/15(火) 13:50:16.80 ID:Wr53wqbn0

ドラゴン「こ、これしきで……まけるか……!!私は竜王様の右腕なんだからな……!!」

ゴゴゴゴ……!!

勇者「え!?なんだ、この揺れ!?」

姫「今の爆発で崩落しちゃうんじゃない?」

勇者「それは……早く逃げないと。姫、こちらへ!!」

姫「あ、うん」

ドラゴン「にがす―――」

メカ僧侶「……」

ドラゴン「ひゃぁぁぁ!!!こっちにくるなぁぁ!!!」

メカ僧侶「ジェットウィング キドウ」

ゴォォォォ……!!

ドラゴン「ひゃ!?な、なにをする気ですか!?はなしてぇぇ!!!」

メカ僧侶「イマカラ ジョウクウ10000メートルマデジョウショウ シ ソコカラ アナタ ヲ カカエテ アタマ カラ ラッカ スル」

ドラゴン「やめて!!!おねがいします!!しんじゃう!!!」

メカ僧侶「ジョウショウ」




156:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/15(火) 13:56:08.14 ID:Wr53wqbn0

フィールド

勇者「はぁ……はぁ……抜け出せた」

姫「あー……大事な実験データがぁ……バックアップがあるからいいけど」

勇者「ところで姫?」

姫「ん?」

勇者「そのツナギ姿はなんですか?ドレスは?」

姫「あれで作業はできないからねー」

勇者(姫がこんな人だったなんて……知らなかった)

ドォォン!!

勇者「な!?」

姫「あ!!あれ、メカ僧侶とドラゴン!?」

勇者「なんだ!?ドラゴンと一緒に上空に……!!」

姫「違う!!あれはメカ僧侶がドラゴンを掴んで上空へ飛んでいってる!!」

勇者「なにをする気だ……!!」

姫「……デス・パイルドライバーって感じ?」




157:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/15(火) 14:00:17.82 ID:Wr53wqbn0

上空

メカ僧侶「ツキマシタ ココ ガ 10000メートル デス」

ドラゴン「たかい!!たかいです!!もうやめて!!!ふぎぎぎ……!!!はなしてよぉぉ!!!」

メカ僧侶「デハ ラッカ シマス」

ドラゴン「な、なんでもするからぁ!!やめてぇぇぇぇ!!!!!」

メカ僧侶「コウカ」

ドラゴン「あぁぁぁぁぁぁ―――――」

――――

勇者「……あ!!落ちてき―――」

ドォォォォォン!!!!

姫「向こうの森に落ちたみたい」

勇者「行ってみましょう!!」

姫「うん!」




159:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/15(火) 14:04:02.47 ID:Wr53wqbn0



勇者「メカ僧侶!!」

メカ僧侶「ユウシャサマ ゴキゲンヨウ」

勇者「大丈夫か!?」

メカ僧侶「ユウシャサマ ソンショウ ハ ケイビ モンダイアリマセン」

勇者「そ、そうか」

姫「ドラゴンさーん……げ」

勇者「どうしました?」

姫「あ、えと、見ない方がいいかな」

勇者「わかりました……はぁ……疲れた」

メカ僧侶「ユウシャサマ オレンジジュース ハ イカガデスカ?」

勇者「あ、じゃあ……」

姫「あ、私もちょーだい。久しぶりに走って、喉乾いちゃった」

ジョロロロロ……

メカ僧侶「ユウシャサマ ヒメサマ ドウゾ シボリタテ デス」




161:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/15(火) 14:09:43.81 ID:Wr53wqbn0

勇者「さてと……これからどうしますか?」

姫「一晩だけ、待ってくれない?」

勇者「え?」

姫「この子のロック解除、やっちゃうから」

メカ僧侶「……」

勇者「姫……」

姫「飛べちゃうなら一気に竜王の城まで行けるしね」

勇者「はい」

姫「流石にこの子だけで勝てる相手じゃないから。勇者様もがんばってね」

勇者「竜王も機械の体なんですよね?」

姫「うん。永遠の命が欲しいって言ってたから」

勇者「……」

姫「ごめんね、勇者様。脅されたとはいえ、私は敵に手を貸してしまった」

勇者「いえ。大丈夫です。たとえ相手が魔王だろうと俺は勝ってみせます」

姫「素敵……じゃあ、パパッとやっちゃうね」




165:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/15(火) 14:15:20.07 ID:Wr53wqbn0

姫「ここを……外してっと」

メカ僧侶「……」

姫「偉いね……もしもときのために早めにこれだけは解除してたんだけど、勇者様も優秀だったってことかな?」

メカ僧侶「……」

姫「……これだけは使わないでほしいな」

メカ僧侶「……」

姫「でも……相手はあの竜王……」

姫「それも機械の体となった……最悪の魔物」

姫「使うときがあるかもしれない」

メカ僧侶「……」

姫「……使わないことを祈るしかないか」

姫「自爆装置……だけは」




173:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/15(火) 14:38:29.65 ID:Wr53wqbn0

翌日

勇者「ふわぁぁ~」

メカ僧侶「ユウシャサマ オハヨウゴザイマス」

勇者「ああ」

メカ僧侶「ユウシャサマ チョウショク ノ ジュンビ ハ デキテマス」

勇者「ありがとう」

姫「もぐもぐ……ん……おはよう、勇者様!」

勇者「おはようございます」

メカドラゴン「……どうも」

勇者「うわぁぁぁ!?!?!?」

姫「なんかあまりにも可哀想だったんで」

メカドラゴン「どうもすいません。わざわざ助けて頂いて」

姫「いやぁ。私を運んでくれる存在が必要だったからね」

勇者「姫……」

姫「もうこの子は味方だから、安心して」




175:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/15(火) 14:44:50.44 ID:Wr53wqbn0

メカドラゴン「体の半分が機械っていうのも悪くないですね」

姫「でしょう?」

勇者「竜王もこのような姿に?」

姫「竜王は半竜半機じゃないわ。完全に機械だから」

勇者「そうなんですか」

メカドラゴン「それはきっと手強いでしょうね」

メカ僧侶「ユウシャサマ オレンジジュース デス」

勇者「こいつがいるから、大丈夫ですよ」

姫「……うん、そうだね」

メカ僧侶「ヒメサマ モ オカワリ イカガデスカ?」

姫「ありがとう」

勇者「……ドラゴン」

メカドラゴン「はい」

勇者「正直なところ、俺は竜王に勝てると思うか?」

メカドラゴン「……難しいでしょうね。竜王様は今までも十分に凶悪な力を持っていましたが、機械化により力を更に増してしまいましたから」




179:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/15(火) 14:51:58.18 ID:Wr53wqbn0

姫「心配ないって。メカ僧侶の武装ロックは全部解除したから!!」

勇者「どうな武装が?」

姫「火炎放射、レールガン、グレネードランチャー、反応弾、ビームサーベル……」

勇者「もういいです」

姫「そう?」

メカ僧侶「ユウシャサマ オカワリ ハ イカガデスカ?」

勇者「あ、もういいから」

メカドラゴン「でも、それだけの兵器があっても勝てるかどうか」

姫「力を合わせれば大丈夫だって!!」

勇者「そうですね。戦う前から気持ちで負けていては、勝てるものも勝てない」

姫「うんうん!!」

メカ僧侶「ユウシャサマ ガンバレ」

メカドラゴン「では、朝食を終えたら行きましょうか」

勇者「ああ。ドラゴン、姫を頼むな」

メカドラゴン「任せてください」




181:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/15(火) 14:57:43.33 ID:Wr53wqbn0

勇者「大丈夫か?俺を背負って飛ぶなんて」

メカ僧侶「ユウシャサマ モンダイ アリマセン」

姫「じゃあ、よろしくね」

メカドラゴン「命の恩人になっちゃいましたからねぇ。ちゃんとお守りしますよ」

勇者「では、姫。必ず俺は生きて城へ戻ります」

姫「うん」

勇者「――行ってくれ!!」

メカ僧侶「ジェットウィング キドウ」

ゴォォォォ!!!

姫「んじゃ、こっちも飛ぶよ!!」

メカドラゴン「りょーかいでーす!!」

バッサバッサ!!

勇者(姫はドラゴンに任せておけば問題はないだろうな……無事に城へ送り届けてくれるはずだ)

姫「たかーい!!」

メカドラゴン「あまり身を乗り出さないようにしてくださいよ!!」




182:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/15(火) 15:05:27.76 ID:Wr53wqbn0

竜王の城

メカ僧侶「ユウシャサマ トウチャクシマシタ」

勇者「ここが……」

姫「竜王の城」

メカドラゴン「はい」

勇者「姫!!どうしてついてきたんですか!?」

姫「言ったでしょ?力を合わせたら勝てるって」

勇者「姫、これは遊びではないんですよ!?」

姫「知ってる。だけど、私の所為で勇者様が死んじゃったら、きっと生きていけないから」

勇者「姫……」

メカ僧侶「ユウシャサマ レーダー 二 ムスウ ノ ハンノウ ガ アリマス」

メカドラゴン「ここは魔物の巣窟ですからね」

姫「勇者様……足は引っ張らないようにする。―――この、武器で戦うから」

勇者「それは……?」

姫「ナックルリング。拳に装備すると、パンチ力が50倍になる護身用の武器。私が作ったの!」




184:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/15(火) 15:11:25.29 ID:Wr53wqbn0

城内

勇者「とりあえず、姫は自分の身だけを守るようにしてくださいね?」

姫「はーい」

メカ僧侶「ユウシャサマ レーダー 二 ハンノウ!!」

メカドラゴン「うわぁぁ!!魔物の群れだぁぁ!!!」

魔物「「ガァァァァ!!!」」

メカ僧侶「エネミーデータカイセキチュウ……ピピッ」

勇者「いくぞ!!」

姫「しゃー!!」

メカドラゴン「うおっぉぉ!!!――口からふぁいあー!!!」

メカ僧侶「ユウシャサマ エネミーデータカイセキシュウリョウ デス エツランシマスカ?」

勇者「頼む!!」

メカ僧侶「リョウカイ エネミーデータエツランモード……」

メカ僧侶「エネミーNO.107 ヒドラ HP MP トモ ニ ヒジョウ ニ タカイ コウゲキリョク ボウギョリョク トモ ニ ヒジョウ ニ タカイ」

メカ僧侶「ジャクテン ナシ」




186:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/15(火) 15:16:18.66 ID:Wr53wqbn0

勇者「―――ハァハァ」

姫「この先に、竜王が?」

メカドラゴン「……はい」

勇者「メカ僧侶、エネルギーは大丈夫か?」

メカ僧侶「エネルギーザンリョウ アト 71パーセント デス」

勇者「エコロジーモードが役に立ったな」

メカ僧侶「ハイ」

姫「じゃあ、開けるよ」

勇者「ええ」

ギィィ……

姫「たのもー!!」

メカドラゴン「竜王さまー!!裏切ってすいません!!」

メカ僧侶「ピピッ……エネミーNO.1 リュウオウ ヲ カクニン ユウシャサマ ジュウブン ニ チュウイ ヲ」

勇者「ああ、分かってる。ここからでもすごい圧迫される」

竜王「―――来たか。勇者一行」




187:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/15(火) 15:22:21.25 ID:Wr53wqbn0

勇者「竜王……」

竜王「……」

姫「久しぶりね」

竜王「姫……感謝しているぞ。不老不死の肉体を授けてくれたことはな」

姫「そりゃどーも」

メカドラゴン「……」

竜王「よく私の前に顔を出せたなぁ?」

メカドラゴン「ご、ごめんなさい……」

竜王「そして、純然たる機械兵士」

メカ僧侶「アタックモード 二 イコウ ウェポン センテイ グレネード ランチャー セット」

竜王「ふふ……面白い面子だな」

勇者「お前を倒す……!!」

竜王「まあ、まて。少し話をしようではないか」

勇者「なに?」




189:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/15(火) 15:32:30.16 ID:Wr53wqbn0

竜王「私は人間と手を結んでもいいと考えている」

勇者「なに?」

竜王「この永遠に老いることのない体を提供してくれたのは、そこの姫君だ。感謝してもし足りんよ」

姫「……」

竜王「そこでだ。私は敬意を表したい。―――勇者よ、共存の道を歩もうではないか」

勇者「共存だと?」

竜王「そう。世界の半分は私の、もう半分は人間たちのもの。これでいいだろう?」

勇者「半分……」

竜王「互いの領地には一切、手を出さないという条件もつけてな。文句あるまい?」

勇者「なにを勝手な……!!」

姫「その通り」

竜王「……」

姫「それなら初めから円卓の場で提案すべきです。貴方は姫である私を誘拐し、脅迫した。これは立派な侵略行為です」

竜王「ほぅ……?」




190:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/15(火) 15:38:35.67 ID:Wr53wqbn0

姫「侵略しておいて、今更手を取ろうなどと世迷言です」

メカドラゴン「そ、そうだ!!」

竜王「ん……?」

メカドラゴン「きゃぁ!?!」

勇者「俺の後ろじゃ隠れきれないから」

メカ僧侶「リュウオウ ノ タイオン ガ ジョウショウ」

姫「手を結ぶ義理も理由もありません!!」

竜王「つまり、全面戦争ということでいいのか?」

勇者「そうだ」

竜王「よかろう……この機械と竜の力を得た私に逆らったこと、後悔するがいい!!!」

勇者「くる!!!」

姫「しゃー!!こい!!」

メカ僧侶「ショウジュン セット」

メカドラゴン「わぁぁ!!わぁぁぁ!!!」

竜王「塵も残さんぞ!!!」




192:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/15(火) 15:43:46.72 ID:Wr53wqbn0

メカ僧侶「グレネードダン ハッシャ」

バシュン!!

竜王「む――」

ドドォォン!!

メカドラゴン「―――口からほのおぉぉぉ!!!」

ゴォォォォ!!!

竜王「喝ッ!!!」

勇者「な!?」

メカドラゴン「ひぃぃぃ!!!声だけで炎が消えたぁぁ!!」

竜王「そんなものか?」

勇者「でぁぁぁぁ!!!」

姫「私だってぇぇ!!!」

メカ僧侶「エンゴ シマス レールガン セット」

竜王「ふふふ……フィンガーミサイル、セット!!」

勇者「え―――」




193:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/15(火) 15:48:38.45 ID:Wr53wqbn0

竜王「十指の爆撃、避けられるものなら避けてみよ!!!――発射ぁ!!」

ドドドドドド!!!

勇者「姫!!危ない!!!」

姫「きゃぁ!?」

メカドラゴン「メカ僧侶さん、にげてぇぇ!!!」

メカ僧侶「ハイ」

ガガガガ……

メカドラゴン「……おそい!?」

ドォォォォン!!!!

メカ僧侶「ギギッ……!!」

メカドラゴン「ギャース!!!」

勇者「メカ僧侶!!」

竜王「ふはははは!!!!苦しめ!!もがけぇ!!!」

姫「わ、我ながら……恐ろしい体を作ったものだわ……」




195:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/15(火) 15:55:08.46 ID:Wr53wqbn0

勇者「くっ……」

メカ僧侶「ユウシャサマ カイフク ヲ スイショウシマス ピピッ」

勇者「……頼む」

メカ僧侶「カイフクビーム」

勇者「おまえこそ、大丈夫か?」

メカ僧侶「ダメージ 二 ヨル ソンショウ ハ チュウハ セントウケイゾク 二 モンダイ ハ アリマセン」

勇者「……」

竜王「ふふふ……貴様らでは勝てはしないのだよ……」

メカドラゴン「……おっしゃる通りで」

姫「でも……だからって……」

勇者「――メカ僧侶」

メカ僧侶「……」

竜王「諦めろ……ここで朽ち果てる運命なのだよ、お前たちは!!!」

メカドラゴン「ひぃ!?」

姫「気圧されないの!!」




196:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/15(火) 16:01:45.12 ID:Wr53wqbn0

勇者「―――竜王!!」

竜王「ん―――な!?」

姫「勇者様!?その武器は……?!」

勇者「メカ僧侶のレールガンを借りました」

竜王「貴様……何をする気だ?」

勇者「近付いてもそのそのミサイルがあるかぎりは、勝てそうにないからな」

メカ僧侶「……」

竜王「ふん……近づけなければ遠くからか?浅はかな考えだな」

勇者「くらえ―――」

バチバチバチ……!!

竜王「ふははは!!では、こちらもビーム砲をお見舞いしてやろうかぁ!!!」

姫「ドラゴンさん!!!私を背中に!!」

メカドラゴン「え?!」

姫「――はい!!竜王に突っ込む!!私たちでかく乱させるの!!」

メカドラゴン「マジでぇ!?」




197:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/15(火) 16:06:32.27 ID:Wr53wqbn0

メカドラゴン「―――うわぁぁぁぁぁ!!!!もうやけくそー!!!!」

竜王「裏切り者めが!!!身の程を知れぇ!!!」

メカドラゴン「しるかぁぁ!!!」

竜王「フィンガーミサイル!!!」

ドドドドド!!!

メカドラゴン「ひゃ――――」

ドォォォォン!!!

竜王「他愛もない」

姫「歯、くいしばれ!!!」

竜王「な、いつの間に懐へ――」

姫「アッパー!!!」

ドガァ!!

竜王「ぐほぉ!?!?!」

勇者「―――レールガン、発射ぁ!!!」

竜王「しまったぁ?!」




199:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/15(火) 16:12:46.06 ID:Wr53wqbn0

バリバリバリ!!!

竜王「がぁ!?」

姫「効いた!?」

竜王「―――これしきで」

ゴォォォ!!!

竜王「!?」

メカ僧侶「ジェットウィング キドウ」

勇者「ドラゴンを倒したときの技で、トドメだ!!」

メカ僧侶「トラエル」

竜王「ぐぅ……あまいわ!!―――口からビーム!!!」

ピュン!!――バァン!!

メカ僧侶「ギギィ!?」

勇者「メカ僧侶!!」

姫「あ……顔が……吹き飛んだ……」

竜王「ふははは……・惜しかったなぁ」




203:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/15(火) 16:18:41.96 ID:Wr53wqbn0

勇者「そ、んな……」

メカ僧侶「」

姫「……」

メカドラゴン「……いてて」

竜王「万策、尽きたな」

勇者「僧侶……僧侶!!」

姫「……っ」

メカ僧侶「……ジジッ……」

ガシャン……ガシャン……

勇者「お、おい……」

姫「な、なにを……」

竜王「ふん……ジャンク同然になっても、まだ刃向うか!!」

メカ僧侶『警告!警告!』

姫「!?」

勇者「な、なんだ……!?」




205:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/15(火) 16:23:44.96 ID:Wr53wqbn0

竜王「……?!」

メカ僧侶『メガンテシステムが起動しました。関係者及び支援者はただちに避難してください』

勇者「メガンテ……システム?」

姫「馬鹿……」

竜王「なんだ……?なにをした?!」

姫「ドラゴンさん!!!私たちを連れて逃げましょう!!!」

メカドラゴン「え?え?」

姫「私たちの負けよ」

勇者「姫!!」

姫「……彼女の想いを無駄にしたくないの、勇者様」

勇者「まさか……そんな……!!」

姫「いって!はやく!!」

メカドラゴン「は、はいぃ!!!」

勇者「いやだ!!メカ僧侶!!!そうりょぉぉぉ―――」

メカ僧侶『速やかに退避を。繰り返します。メガンテシステムが起動しました―――』




206:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/15(火) 16:28:04.98 ID:Wr53wqbn0

竜王「貴様たち、にがさ―――」

ガシッ

竜王「!?」

メカ僧侶「」

竜王「な、なんだ!!離せ!!!」

メカ僧侶「」

竜王「死にぞ来ないめ!!――ビーム!!!」

ピュン!!――バァン!!!

竜王「腕が吹っ飛べば――」

ガシッ

竜王「な……!?足で?!!?」

メカ僧侶「」

竜王「くそがぁ!!!胴から切り離してくれるわぁ!!!」

メカ僧侶『メガンテシステム……起動……10……9……8……』

竜王「な――」




207:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/15(火) 16:31:27.48 ID:Wr53wqbn0

姫「早く!!!」

メカドラゴン「これ以上はスピードだせませんてぇ!!」

勇者「メカ僧侶ぉぉぉ!!!!」

―――

竜王「でぁぁ!!!」

バギィ!!!

竜王「はぁ……はぁ……よし……取れた」

竜王「奴らを追わなくては―――」

メカ僧侶『3……2……1……』

竜王「勇者どもめ、生きてはかえさ――」

メカ僧侶『0』

カッ!!

竜王「―――」




209:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/15(火) 16:36:36.26 ID:Wr53wqbn0

上空

メカドラゴン「……お城が跡形もなくふっとんだ」

勇者「そ、そんな……・うぅ……」

姫「勇者様……」

メカドラゴン「……こうするしかなかったんでしょうか?」

姫「……」

勇者「……帰りましょう」

姫「勇者様」

勇者「機械兵士が一人、犠牲になっただけです。姫が無事で竜王を倒せたのなら、それでいいじゃないですか」

姫「……」

メカドラゴン「あ、あの……」

勇者「ドラゴン、城まで送ってくれ」

メカドラゴン「は、い……」

勇者「短い間だったか……楽しかった。ありがとう、僧侶」

姫「勇者……様……」




210:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/15(火) 16:39:07.15 ID:Wr53wqbn0

王城

王「よくぞもどった!!あっぱれじゃ!!」

勇者「はっ」

王「勇者よ。ときに相談だが、姫と結婚し、新たな国を作ってはもらえんか?」

勇者「……」

姫「勇者様」

王「悪い話ではなかろう?」

勇者「……すいません。少し考えさせて下さい」

王「な、何故……」

勇者「すいません」

王「そ、そうか」

姫「……」




213:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/15(火) 16:43:52.54 ID:Wr53wqbn0

中庭

勇者「はぁ……」

メカドラゴン「勇者さん……」

勇者「このまま一人で―――」

姫「勇者様!!」

勇者「姫……すいません。折角のお話なのに」

姫「少し待ってて」

勇者「え?」

姫「3日だけ、時間をくれない?」

勇者「どういうことですか?」

姫「……3日あれば……なんとか」

メカドラゴン「姫さん?」

姫「どこにもいかないで!!お願い!!」

勇者「わ、わかりました」

姫「ありがとう!!できるだけ急ぐから!!」




214:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/15(火) 16:48:13.93 ID:Wr53wqbn0

三日後

勇者「……」

メカドラゴン「これからどうするんですか?」

勇者「新しい大陸を探してみようと思う」

メカドラゴン「お供しますよ」

勇者「悪いな」

姫「わ、私も連れて行って!!!」

勇者「姫……しかし……」

姫「あと……この子もね」

勇者「え……」

メカドラゴン「あぁ!?」

メカ僧侶「ユウシャサマ オハヨウゴザイマス」

勇者「ど、どうして……!?」

姫「科学者たるものバックアップが常にとってあるの。この子の場合は作り直すのが面倒だったから、あまり壊れてほしくなかったんだけど」

メカ僧侶「ユウシャサマ オレンジジュース ハ イカガデスカ?」




219:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/15(火) 16:53:53.34 ID:Wr53wqbn0

姫「まあ、竜王を倒した記憶までは共有できてないけど。ドラゴンさんを倒したところこまでは覚えてるよ」

姫「あと、空は飛べなくなったけど……それはまた今度、私が作るから……」

勇者「よかった……よかったぁ!!」

メカ僧侶「ユウシャサマ オレンジジュース ハ イカガデスカ?」

メカドラゴン「すっごーい!!」

姫「勇者様……さあ、行きましょう?」

勇者「……姫」

姫「新たな門出、ですね」

メカドラゴン「私も……!!」

メカ僧侶「ユウシャサマ」

勇者「ついてきてくれるか?」

メカ僧侶「ユウシャサマ チョウショク ハ?」

勇者「ああ、食べる。あとで、ゆっくりと」

メカ僧侶「ユウシャサマ リョウカイ」

勇者「―――行きましょう。新たな大地を目指して」




225:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/15(火) 17:04:33.25 ID:Wr53wqbn0

十数年後

勇者「この街も随分と大きくなったな……」

姫「あなた……ドラゴンさんがまた愚痴をこぼしてましたよ?子どもが悪戯ばかりするって」

勇者「そうか……」

姫「ふふ……やっと、この街も安定してきたわね」

メカ僧侶「ユウシャサマ カレーライスの準備ができました」

勇者「お、じゃあ、頼む」

メカ僧侶「リョウカイ」

ドバドバドバ……!!

メカ僧侶「ユウシャサマ ドウゾ」

勇者「ありがとう……うん、うまいな」

姫「これからもよくしていきましょう……ロボットと人間の共存する世界を目指して」

勇者「ああ……俺たちなら、やれるさ。な?」

メカ僧侶「ユウシャサマ ソノトオリ デス ワタシタチ ナラ キット デキマス」





233:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/15(火) 17:12:52.96 ID:Wr53wqbn0

メカドラゴン「こらぁ!!王子!!悪戯もほどほどにぃ!!」

王子「へへーん!!」

王子「あ―――」

メカドラゴン「あぁ!!王子!!大丈夫ですか!?」

王子「いたい……」

メカドラゴン「血が……どうしよぉぉ!!」

メカ僧侶「ユウシャサマ カイフク ヲ スイショウ シマス ピピッ」」

王子「あ、うん……お願い」

メカ僧侶「リョウカイ カイフクビーム」

王子「……ありがとう」

メカ僧侶「ユウシャサマ テ ヲ」

王子「あ、うん……ありがとう」

メカ僧侶「ユウシャサマ 二 ツカエル ノガ ワタシ ノ シメイ デスカラ コレカラモ ヨロシク オネガイ シマス ネ?」


END

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