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★妹「ネコふんじゃった♪」 虎猫「待てコラ!」

beryl

3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/13(金) 22:50:49.26 ID:VP5OfLot0
ある晴れた午後の通学路

妹「ネコふんじゃった♪」
虎猫「待てコラ!」

妹「あれ? 誰か呼んだ?」
虎猫「俺だ」

妹「誰だろ?」キョロキョロ
虎猫「ここだ! ブロック塀の上だ!」

妹「もしかして、ネコさん?」
虎猫「そうだ。お嬢ちゃんの歌があまりに腹立たしくてな……」




4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/13(金) 22:51:47.87 ID:VP5OfLot0
妹「ネコさん、こんにちはっ!」
虎猫「こ……こんにちは」

妹「はぁ……ネコさんって、しゃべれるんだね」
虎猫「俺は特別なんだ。それより、さっきの歌だが……」

妹「ネコさんニャンニャン!」くいくい
虎猫「ニャンニャンニャン!」くいくいくいっ

妹「わぁ、かわいい」
虎猫「……はっ! ノせるな! さっきの歌のことで……」

妹「ノドなでなで」さわさわり
虎猫「あ。ちょっと、やめ……ああん」ゴロゴロ




5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/13(金) 22:52:16.13 ID:VP5OfLot0
妹「あったかーい。もふもふだー!」なでなで
虎猫「んぁ……はぅ……」ゴロゴロ

妹「こちょこちょ、すりすり」
虎猫「ふあぁ……あん、もっと……って、待てコラ!」フーッ!

妹「わっ、なに?」
虎猫「人の話の腰を折るなっ!」

妹「ヒトって……ネコじゃん」
虎猫「そーなんですよ、ボクはネコで……じゃかしいわ!」




6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/13(金) 22:52:41.73 ID:VP5OfLot0
妹「もう、なんなの? もっとなでさせてよ」
虎猫「うるさい! オマエは通りすがりの相手になでられて、良い気分になるか?」

妹「ん~、学校の先生は、変に近づいてくるしらないヒトには気をつけましょうって言ってた」
虎猫「だろ? だったら無遠慮になでるんじゃない!」

妹「えっと……なでても良いですか?」オズオズ
虎猫「う……」

妹「なでちゃ、ダメ?」ウルウル
虎猫「えっと、ちょっとだけ……だぞ?」

妹「わーい、ネコさんありがとう!」ナデナデナデ サワサワサワ
虎猫「あ、そんな急に……んはあ! ああんっ!」ゴロゴロ




7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/13(金) 22:53:36.63 ID:VP5OfLot0
妹「もふもふー! わっふーい!」ナデナデリン!
虎猫「くはあ、そこ、もっと……」ピクピク

妹「ここ?」くいくいっ
虎猫「そう、そこ、あ、もうイ……ってコラああああ!」

妹「ひゃうぃ!」
虎猫「俺の話を聞け!」

妹「五分だけでもいい~♪」
虎猫「貸した金のことなど、どうでもいいから~♪」




8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/13(金) 22:53:56.17 ID:VP5OfLot0
妹「お前の愛した横須賀の海の~♪」
虎猫「優しさに抱かれて~♪」

妹「泣けばいいだろ~♪」
虎猫「……はっ!」

妹「……」
虎猫「……」

妹「……さて、帰るか」
虎猫「待てや!」




9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/13(金) 22:54:15.26 ID:VP5OfLot0
妹「なあに? 今日はしゃべる変なネコを見つけましたって、日記に書きたいから早く帰らせてよ」
虎猫「日記に? オマエ、日記なんて付けてるのか?」

妹「うん。5才のころから」
虎猫「いまは?」

妹「10才だよ」
虎猫「ほう、もう5年もか。エライなあ」

妹「えへへ……ありがとう! じゃあね!」
虎猫「おう! ……待て待て!」




10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/13(金) 22:54:55.14 ID:VP5OfLot0
妹「もう、なあに?」
虎猫「さっきの歌だ!」

妹「タイガー&ドラゴンのこと?」
虎猫「ちゃうわ! さっきオマエが歌ってたおぞましい歌だ」

妹「ああ、ネコふんじゃったのこと?」
虎猫「そうだ。その歌だ!」

妹「きょう、学校でならったの」
虎猫「なに!? 学校でだと!」




11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/13(金) 22:55:53.44 ID:VP5OfLot0
妹「そだよー」
虎猫「なんてことだ、おぞましい……」

妹「なんで? カワイイ歌じゃない」
虎猫「どこがだ! 強者の視点に立ちやがって! しかも学校で教えるだぁ!?」

妹「キョーシャのシテン?」
虎猫「ああ、もう! オマエは、ネコをふんで何とも思わないのか?」

妹「えっと……どゆこと?」
虎猫「その歌の歌詞だ! ネコをふんだ。それなのに、『ふんじゃった』だと?」




12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/13(金) 22:56:17.96 ID:VP5OfLot0
妹「うん。ふんじゃった」
虎猫「むきー! ふ、ふんじゃった? オマエ、その言葉の意味わかってんのか?」

妹「だから、ネコを……」
虎猫「わかった、もういい! いいか?オマエの体重は30キロぐらいだろ?」

妹「うん。そうだね」
虎猫「俺の体重は5キロだ。オマエでも6倍の体重ってことだ」




13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/13(金) 22:56:38.13 ID:VP5OfLot0
妹「ふむふむ」
虎猫「もしオマエが、6倍の体重……つまり180キロの相手に思いきりふまれたら、大けがするだろ!」

妹「うん。そうだね」
虎猫「そのとき、ふんだ相手があやまりもせず、ふんじゃった、なんて言ったら、怒るだろ!」

妹「それは当たり前だよ」
虎猫「なら、もうわかっただろ?」

妹「うん」
虎猫「よし、言ってみろ」




14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/13(金) 22:56:57.52 ID:VP5OfLot0
妹「白鳳は、人の足をふまないように気をつけなさいってことだね!」
虎猫「……」

妹「やった! 大正解!」
虎猫「大大大大、大不正解だ! このボケ娘!」

妹「え、違うの?」
虎猫「当たり前だ!」

妹「そっか……チェ・ホンマンだったか……」
虎猫「そこじゃねええええ!」




15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/13(金) 22:57:29.33 ID:VP5OfLot0
妹「ふむ、チミは、いったい、何を、言いたいの、だね?」
虎猫「ううぅ……胃が……ストレスで胃が……」

妹「ネコさん、おなか痛いの? 大丈夫?」
虎猫「そう、そのやさしさだ。それなのに、なんでふんじゃったなんて言うんだよ」

妹「なるほど」ぽむっ
虎猫「……?」




17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/13(金) 22:58:48.45 ID:VP5OfLot0
妹「『ネコふんじゃった』の歌詞には、踏まれたネコに対する加害者としての人間側の反省が見られない、その点についてアナタは怒っているんだね?」

虎猫「な……なんで急に、そんなにものわかりよく……」

妹「ネコかぶってました。エヘ?」テヘペロ
虎猫「ぐわああああ! 殺したいいいいい!」




19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/13(金) 22:59:21.94 ID:VP5OfLot0
妹「そんな物騒なこと言わないでよ」
虎猫「おま……オマエ! オマエがスズメの大きさだったら、間違いなく八つ裂きにしてやるところだぞ!」

妹「へへーんだ。ネコにすごまれても、こわくないもんねー!」
虎猫「この娘は……ネコのプライドを……」プルプル

妹「プライドぉ? ネコに自尊心なんてあるのぉ?」
虎猫「く……くく! この!」ババッ!

妹「きゃっ!」
虎猫「もうガマンならねえ! ひっかいてやる!」




21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/13(金) 23:00:53.28 ID:VP5OfLot0
妹「……」キラーン
虎猫「な……ばかな、俺の動きを……」

妹「もらった!」しゅばばっ!
虎猫「ぐは……あ……」

妹「なでなでなで! いーこ、いーこ」
虎猫「ふにゃあ……やめ、あふ、さっきよりすごい……」

妹「ふふふ、能あるネコは爪を隠すってね!」ナデナデナデ ワシワシワシ
虎猫「あふ……こんなの、耐えられ……あああっ!」




22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/13(金) 23:01:17.48 ID:VP5OfLot0
妹「あれれぇ? 男の子なのに、もうダメなのぉ?」サワサワ ナデナデ
虎猫「ご、ごめんなひゃい……もっと、もっとぉ……」

妹「……」スッ
虎猫「あひっ、ふあ……あれ、どうして?」

妹「はあ、手がつかれちゃった」靴ぬぎぬぎ
虎猫「な……」

妹「靴下はいた足でふむなら、まだ出来るけど……どーしよっかなあ?」
虎猫「な、な……」プルプル




23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/13(金) 23:01:57.92 ID:VP5OfLot0
妹「ねえ、ネコさんはどうしてほしい?」アシユビ ワキワキ
虎猫「……ください」

妹「んんー? 聞こえんなぁ?」
虎猫「踏んで! 踏んでください!」

妹「わたしの足で? 踏んでほしいの?」
虎猫「はい! 踏んで! 俺のこと踏んでくださいいい!」

妹「ふふ、良く出来ました」ぷぎゅっ
虎猫「あひんっ!」




24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/13(金) 23:02:41.47 ID:VP5OfLot0
妹「それそれ!」 すりすり わきわき さわさわ きゅっきゅ!

虎猫「うあああ! さっきより、強い、すごいいいい!」ビクビクン!

妹「当たり前でしょ? わたし、足でする方が上手なの……ほれほれ」
虎猫「うああ、のど、や……あ……」ゴロゴロ

妹「ふふふ、ネコのプライドはどこに行ったのかなぁ?」ぷぎゅぷぎゅ
虎猫「はひいぃ……もっと、もっとふんでくださいいい!」

妹「んふふ、ほら、とんじゃえ!」すりすりん
虎猫「ふにゃ……にゃあああああああ!」びくびくん!

………………
…………
……




25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/13(金) 23:03:10.43 ID:VP5OfLot0
……
…………
………………

妹「ネコとんじゃった♪ ネコとんじゃった♪」
虎猫「……あへぇ」ピクピク

妹「ネコ、おそらへとんじゃった♪」サワサワ
虎猫「あふ……らめぇ」ピクピクン

妹「ちゃんちゃらんらん ちゃんちゃん♪」ぷぎゅる
虎猫「ふにゃぁぁ……」ゴロゴロ




26:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/13(金) 23:03:44.29 ID:VP5OfLot0
このあと、妹は心ゆくまでネコをなでになでた。
少女とネコの、かわいらしいたわむれに、街ゆく人は目を細めたという。

ネコにとって、それが天国であったのか、地獄であったのか……
今となってはもう。

妹「さてと、帰ったらおにぃでもいぢめるか!」
虎猫「一生ついていきます! 姐さん!」

つづく

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